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Geraint and Enid 3

「ジェレイントとエニド」の3作目をアップしました。ジェレイント渾身の一撃にハイタカの騎士が思わずのけぞって落馬する、まさにその瞬間を描いています。

以下、蛇足。

テニスンの作品では、3度打ち合い3度双方槍を砕き、その後下馬して剣で戦っています。「マビノギオン」ではジェレイントがハイタカの騎士を打ち落とし、その後やはり剣で決着を付けます。つまりどちらも馬上では決着していないんですが、馬上シーンの方が格好よさそうだな~て事でこういうシーンになりました。槍が砕け散っている様子なども描いてみたんですけど、今ひとつ分かりづらかったのでさっくり省略しています。

塗りにはPainter IXのオイルパステルを使ってみました。色の出かたに変なクセが無く、テクスチャも適度に乗るのでなかなか良さげ。これでゴリゴリ塗りたくっています。当初、覚書きに描いているような方法で塗ってみたものの、どうしても味気ないものになってしまうので断念。

ゴリゴリ塗るスタイルだと主線を書く意味があまり無くなってしまうんですよね。自分としては線画にこだわろうと考えているのですが、ゴリゴリ塗るんだったら線画が無い方が楽だし、ぶっちゃけ見栄えもするという・・・浮世絵のようにシンプルで平面的な塗りができないかなと思っているんですけど、やはり表面だけ真似しても駄目ですね。