Home/Blog/

『レジェンド・オブ・サンダー』

2004年、ギリーズ・マッキノン監督。

スコットランド女王メアリーと、その息子でエリザベス女王の死後イギリス王位を継いだジェームズ1世(スコットランドではジェームズ6世)のお話。

なんと言うか、えらく冷めた視点で撮られているのが印象的でした。殺戮シーンだろうがベッドシーンだろうが、盛り上げるでもなくぼかすでもなく、淡々と繰り広げられます。それでいて展開には緊張感があり、なかなか楽しめました。

ところでこの作品、二人の主人公それぞれに焦点をあてた前後編に分かれているのですが、ほとんど別の作品と言ってよいくらい、作品内でのつながりはありません。まあいきなり後編だけ観ても訳がわからないとは思いますけど。前編にあった思わせぶりな台詞や行動、果ては登場人物そのものが、後編では見る影も無くなっていたのはちょいと残念ではありました。

ちなみにAmazonでは「ブリティッシュ・キングダム DVD-BOX」というセットで売っているようです。この内の「THE LION IN WINTER 冬のライオン」も大変面白かったんで欲しい気もするんですけど、如何せん高い・・・