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『鬼平犯科帳』『剣客商売』

鬼平犯科帳〈1〉 (文春文庫)

仕事で池波正太郎の『鬼平犯科帳』に触れて以来すっかりはまってしまい、鬼平全24巻と『剣客商売』全16巻を続けて読み終えました。現在は剣客商売の番外編を読んでる最中。何よりストーリーが面白いし、加えて読ませるのがとても上手い。どちらも同じ位面白いと思いますが、『剣客商売』は後の方にくると何となく著者の疲れが滲み出ているような、そんな印象は受けました。

剣客商売 (新潮文庫―剣客商売)

個人的に惹かれるのは著者の人間観とでもいった部分で、例えば「女という生き物は過去も未来もない、あるのは現在のみ(確認してないのでちょっと違うかも)」なんて事を平蔵に言わせている。他にも結構容赦無い表現が多くて、まったく女ってやつは・・・となり、そんな女に惚れる男ってやつは・・・となる。ただそれを非難がましい目で見ているかと言うとそうではなくて、あるがまま受け入れているのが面白い。人間というのは矛盾した生き物だ、というのも再三語られていますが、これについても同様。自分には無理だなあと思う一方、その所為で余計魅力的に感じられるというか・・・要はカッコイイんですよネ。