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北斎とか

北斎展とプーシキン美術館展を観て参りました。

まず北斎。朝イチで行きましたが、評判通り大層な込み具合で、私はもっぱら後ろから覗いてました。これだけまとまった数を一度に観たのは初めてだったんですけど、やはり凄い。画家であり版画家でありイラストレーターであり漫画家でありデザイナーであり・・・およそ絵と呼ばれるものの、全てのジャンルを極めたと言っても過言では無いのでは?本人がそれらを区別していたのかどうかは知りませんが、どんな作品にも共通して、「描くこと」に対する異常なまでの執念が感じられます。画狂とはよく言ったもの。

どうでもいいんですがこの人、近眼や老眼(特に後者)とは無縁だったのでしょうか。

北斎を観た足でプーシキン美術館展へ。こっちは空いてるだろうと高をくくっていたのですが、どっこい北斎展以上の混雑でした。ちょっと意外。内容的にはまあ・・・ビッグネームが揃ってはいるものの、個人的にはルソーとかピカソとか、いいと思うものもちらほらありました、てな感じ。会場内が妙に殺伐とした空気(近くで観ようと皆必死、みたいな)で、私はそそくさと出てきてしまいました。ゆっくりじっくり観られたら印象も違うかもしれません。