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『鏡の国のアリス』

鏡の国のアリス (偕成社文庫 2065)

続編という訳ではないようですが、「不思議の国のアリス」同様、アリスを主人公に書かれた作品。「不思議の国のアリス」は今読んでも大変面白いのですけど、こちらは・・・言葉遊びの要素が強すぎで、日本語で読んでも今ひとつ面白さが理解出来ません。チェスにも馴染みがないですしねえ。

テニエルの挿絵はペン画としては大変見事なものの、肝心のアリスは正直可愛いとは言い難いです。可愛いつもりなのに何故か怖くなってしまったフランス人形みたいな(^^; でもマンガを思わせる大胆な表現とか、絵そのものは本当に素晴らしいと思います。

以前ラッカムの挿絵による「不思議の国のアリス」を紹介しましたが、こちらはどうも描いていないっぽいですね。

『鏡の国のアリス』
ルイス・キャロル著/芹生一訳
偕成社