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『タイムライン』

タイムライン〈上〉

映画版の感想を書いた際にお薦めいただき、以来気になっていたのですがようやく読了。

最新テクノロジーで14世紀にタイムスリップした一行が事件に巻き込まれる話なんですが・・・映画版は物凄くアレンジされているんですね。一緒なのはほとんど始めと終わりだけという(笑) 個人的には映画から観てよかった気がします。両方楽しめましたので。読んでから観てたら「えええ~何これ?」てな事になりそう。

映画と比べて展開は複雑で描写も細かいんですけど、中でも現在では○○と考えられているこれこれが実際は××だった・・・という描写は文章の方がより効果的ですね。映像だと臨場感がある一方、どうしても一種のファンタジーとしてとらえてしまう面があるのですが、文章にされるとつい「へえ~そうだったんだ」と了解してしまいます。

『タイムライン』(文庫版)
マイケル・クライトン著:酒井昭伸訳
ハヤカワ書房