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美術展『パリへ―洋画家たち百年の夢』

東京藝術大学大学美術館にて、6月10日(日)まで。

「日本の洋画」にスポットをあてた展覧会。展示形式は大雑把にみると黒田清輝を中心とした前半部と、佐伯祐三、藤田嗣治らの後半部に分かれています。

黒田清輝は今回のお目当て、と言っても美術の教科書とかでみる人―レベルの認識だったのですが、重要文化財に指定されている『湖畔』をはじめ、さすがに見ごたえがありました。絵全体から凛としたものが感じられ、肌の表現に独特の風味があります。

後半は好みの都合で素通りしたものの、展示内容はそこそこっぽかったので、両方お好きな人であれば贅沢な楽しみ方が出来そうです。平日の昼過ぎでしたが、年配層を中心に結構客も入っていました。