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『ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)』

ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)

ナルニア国ものがたりの第一作です。物語の序盤、行って帰ってまた行って・・・とどこかもたもたする印象を受けたのですが、どんどん面白くなって来ますね。それから文章の端々に、ルイスの子ども達に対する細やかな愛情が感じられました。

瀬田氏の訳は趣きあふれるものですし、ポーリン・ベインズによる挿絵も、物語の面白さを過不足なく伝えてくれる素敵なものだと思います。

『ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)』
C.S.ルイス著/瀬田貞二訳
岩波書店