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『魔術師のおい (岩波少年文庫―ナルニア国ものがたり)』

魔術師のおい (岩波少年文庫―ナルニア国ものがたり)

ナルニア国ものがたりの第6作。ナルニア誕生のいきさつが語られます。読んだ感想としては、むしろ番外編みたいな感じかなあと。本編以前を番外編として語るのって今でもよくありますよね、そんな感じ。登場人物たち(特に魔女)が、どことなく話を繋ぎ合わせる為に用意されたようなところがあって、これまでの作と比べて魅力の面でちょっと及ばない気がします。ただアスランによってナルニアが生成されていく描写は大変美しいと思いました。

ルーシィやピーター達は王として国を治めた後に元の世界に戻った訳ですが・・・あの夫婦はどうなるのかしらん?

『魔術師のおい (岩波少年文庫―ナルニア国ものがたり)』
C.S.ルイス著/瀬田貞二訳
岩波書店