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『マリー・アントワネット』

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2006年、ソフィア・コッポラ監督。

マリー・アントワネットと聞くと「パンがないならケーキを食え」と言ったなどという逸話が頭に浮かびますが、本作ではそうしたいわゆる悪女のイメージではなく、ただひたすら自分に正直に生きた女性として描かれています。

贅沢はするけれども、民衆が苦しんでいると聞けばちょっとは我慢もする。夫が妻として遇してくれない悩みからかグルメやお洒落に走り、子供に恵まれた後も好きになった男とは浮気をし、そうかといって夫への愛情が失せたかと言えばそうでもなく、結局夫の許へ戻り最後は運命を共にする・・・

主演のキルスティン・ダンストについては子供の頃は可愛かったのに・・・というイメージでしたが(ゴメンナサイ)、本作では美人とかそういうのとは違うレベルで、嫌味なところの無いとても魅力的な女性に映りました。