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塗り過程 その2

前回の続きです。

第三段階

一段と暗い影の部分を塗る。ここはPainterのブラシを使用した。

乗算で重ねて色味を付ける。右の画像は彩度を誇張してある。なお、馬具など一部はカラーレイヤーの下に置いた。その方が色が良かったので。

予定ではこれでほぼ完了・・・の筈だったが、どうにものっぺりし過ぎなので、ざらざらしたタッチを加えることにした。

第四段階

加えるタッチの元をつくる。Painterの「スポンジ」を使って適当にぐしゃぐしゃ塗り伸ばしてみた。「色乗せスポンジ」で塗って「色引きスポンジ」で伸ばしたんだったと思う。

右は部分を拡大したもの。まあ悪くない。これをそのまま重ねればとりあえずザラザラにはなるが、ピンポイントで好きな場所に好きな形状で適用できないか・・・と考え、Photoshopのレイヤーマスクを使う事にした。

上の画像をレイヤーに変換。乗算にする場合は全部レイヤーに変換すればOKだろうが、通常レイヤーでも使えたほうが便利かと思い、線画抽出と同じ要領で透明度(?)を維持してレイヤー化した。線画の抽出については他のサイトで詳しく解説されていた通りにやっている。

パーツ毎に分けて作業した。はっきり言って非常に面倒くさい。でもとりあえず色も明度も自由に調整が出来るし、レイヤーの種類も使い分け出来る。上首尾だったとは言い難いが、上手くやれば結構効果的に使える気がする。

第五段階

結局、Painterのスポンジで更に塗り足した。あとは細かいところを手直しして、彩度を上げたい部分にちょっとだけレイヤーマスクを使用した。これで完成。

メモ

Photoshopのレイヤーマスクはこれまでほとんど使った事がなかったが、とても便利。ほとんどPhotoshopでの作業になったが、この方法だとパーツ単位でPainterのタッチを持ち込めるので、もっとPainterを使っても良かったと思う。特にスポンジはなかなか使えそう。


今回の塗りの過程は以上。他にいくつか整理しておきたい点もあるので、書けそうだったら書いておくつもりです。