三千歳(『雪暮夜入谷畦道』)
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『平家物語』第九巻「木曽の最期」より。「日来はなにともおぼえぬ鎧が、今日は重うなったるぞや」と弱音を漏らす義仲を「いまだ疲れさせ給はず」と鼓舞した今井四郎兼平。しかしいよいよ絶体絶命となるに至り「御身は疲れさせ給ひて候」と、打って出んとする義仲を引き止めます。。
『平家物語』第九巻「木曽の最期」からの一場面。都を追われた朝日将軍木曽義仲の最後の戦い、主従5騎ばかりとなっても尚その内に残った巴ですが、義仲は彼女に落ち延びるよう告げます。。
タイトルに深い意味はありません。。和服のおしりは洋服にはないいやらしさがあります・・・よね?
2011/09/22追記
フランス書院文庫のカバーイラストに本作を使っていただきました。
タイトルは単に「王妃」ですが、念頭にあるのはアーサー王の后グウィネヴィア。女王然というよりはどこか神経質な感じで、恋人のことを想ってか悶々としています。
ホメロスの叙事詩『イリアス』からのひとコマ。出撃を前に息子をあやすヘクトル。つかの間の家族の語らい。そしていざ戦場へ赴かんと引き渡す息子を、妻は涙に濡れた笑顔で抱きとる。『イリアス』の中でもひときわ印象的な場面です。
『平家物語』のエピソード『祇王』のひとコマ。清盛の寵愛を受けていた白拍子祇王ですが、より若い仏御前が現れて祇王は居場所を失います。しかしやがて仏も世のはかなさを知り・・・
右側にいるのが祇王ね。
『指輪物語』のワンシーン(映画ではカットされてしまいましたが)。
旅立つホビット達が振り返ると、彼らを見送る川の乙女の姿が。彼女の両手はホビット達の方へ差し伸べられている・・・大好きな場面のひとつです。