紫裾濃威の大鎧
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源平の時代の大鎧。「赤地の錦の直垂に、赤糸威の鎧着て、鍬形うったる甲(兜)の緒しめ、黄金作りの太刀をはき、切斑の矢負い、滋藤の弓もって」といったいでたち。
赤糸威(あかいとおどし)の大鎧。一応源平の時代のものを想定しています。当世具足もそうですが日本の甲冑は西洋的な小顔で脚の長いモデル体型にしてしまうとどうにも格好がつきません。それにしてもまあ描くのは大変。動きを付けると更に厄介ですね。(2009/06)
水茶屋の看板娘。喜多川歌麿の描いた「難波屋おきた」をモデルにしています。当時の売れっ子だったのか歌麿の他の作品や、豊国にも彼女を描いたものがありました。浮世絵や幕末の写真などを見ていると、みな着物を割合ゆるく着ているんですね。現在のようにぴちっとした感じではない。客はチラ見して鼻の下を伸ばしていたんじゃないかと(笑(2009/04)
独眼流。正宗所用と伝えられる鉄黒漆塗五枚胴具足に陣羽織と、いずれも実在のものをモデルにしています。いわゆる当世具足というやつですが、平安・鎌倉時代の大鎧とは随分異なっていますね。和式の甲冑姿も、馬に乗ってるとか上半身のみの構図とかだと格好付けやすいのですが、全身像となるとなかなかバランスが難しいです。(2009/04)
ほのぼのした感じ。子供は描き慣れていないと結構難しいですね。まず頭身が異なるし、各パーツの大きさやバランスも随分違います。あとこれはお母さんもですけど、服装がね。鎧とかドレスばっかり描いてると(笑)絵の服はうんとシンプルにしていますが、描く際には子供服のサイトを覗いたり主婦向けのファッション誌を借りてきたり、なんだかんだで色々見てます。(2009/04)
レーパン姿というのは妙にセクシーだなあなどと思ったり。もうちょっと太ももがムッチリしてる方が良いかも(笑)しかし自転車のスポークは何故あんなヘンテコな並び方をしているのでしょう。普通の自転車とロードレーサーなんかだとまた違うんですね。「ILLUSTRAMBLE」のロゴはフォトショで大雑把に変形させたのをガイドに手描きしてみました。(2009/04)
別に新入社員って訳でもないんですが、携帯電話で話す女性と腕時計に目をやる男性。スーツのように暗い色の服は色々な塗り方が考えられるのでどうしたものかちょっと悩むところでもありますが、なるべくシンプルに塗りたいと思ってます。(2009/04)
コナンと聞いたらどれが思い浮かびますかね?(笑)これは映画「キング・オブ・デストロイヤー」でシュワちゃん扮するところのコナン。剣を持たせてマッチョな肉体を見せつつ、それなりに見栄えのするポーズで全身を縦長の画面に収める・・・というのは意外と難しいです。上半身のみとか、横長の画面でとかならまた別ですけどネ。(2009/04)
明治は鹿鳴館の時代、貴婦人達の装いも急速に欧化が進められました。バッスル・スタイルのドレスも一時期大いに流行ったそうで、当時の浮世絵にもこういうスタイルのものが描かれています。顔のモデルは陸奥宗光の妻亮子。『鹿鳴館の華』と呼ばれその美しさは当時も評判だった様子。写真も残っていますがそれはそれはもう、もの凄い美人です。(2009/04)
トーガというのは古代ローマ独特の、布を巻きつけた服装の事。地位によってもスタイルが異なるみたいです。更には巻きつけている布が作るドレープも各部毎に名称があるのだとか。もっともそこらの区別がきっちりわかる資料は見つけられなかったので、結構適当です(笑(2009/03)