2009/07/20 Monday
エリザベス
1998年、シェカール・カプール監督。
若き日のエリザベスを、ロバート・ダドリーとのロマンスを軸に描いた作品。ロマンス+史劇といった趣で見ごたえがあります。物語のラスト、それまでの一人の女性エリザベスから、何かこの世ならぬ存在、女王エリザベスへと名実共に変貌した事を思わせるシーンはとりわけ印象的です。
エリザベス:ゴールデン・エイジ
2007年、シェカール・カプール監督。
スペインの無敵艦隊との戦い(アルマダ海戦)に勝利し、英国の黄金時代を迎えるまでを描いた作品。前作とは打って変わって盛り沢山で、愛人としてウォルター・ローリーが登場するもののロマンスはもはや一要素に過ぎず、陰謀ありアクションありの娯楽大作といった趣。全体として豪華ではあるものの軽くなった感は否めず、作品としては前作の方が優れていると思います。それでも女王の、常人ならとても耐えられないであろう孤独さなども描かれていますし、ピカピカのゴシック甲冑に身を固めて白馬にまたがったエリザベス女王とか、個人的にはもうこれだけで全て良し!的な気分だったりします。
この甲冑シーン、見た瞬間にダヴィドの描いたナポレオンが思い浮かびました・・・て事で、映画のシーンとダヴィドの絵をちゃんぽんにしてみました(^^;