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『100万回生きたねこ』

100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))

美容室に置いてあったので、懐かしくて手にとってみた。私はこの絵本、子供の頃に読んだことがある。子供の頃というと・・・30年くらい前?(笑 昔読んだ絵本の事など随分忘れてしまっているだろうが、この本は覚えている。実際読み返しても殆ど全てのページで「ああ、こんなだったねえ」と。中でもとりわけ強く残っていたのが、嫁さんねこが死んで泣いている絵。

奥付を見たら、90何刷とか。ひえー。何十年前だかに読んだのを覚えているくらいだし、今読んでみても素晴らしい作品だと思う。でもこれだけ沢山の絵本が出ている中で、この本の一体どこが、出たきり埋もれていく本と違うのかしら。