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美術展『パリへ―洋画家たち百年の夢』

東京藝術大学大学美術館にて、6月10日(日)まで。

「日本の洋画」にスポットをあてた展覧会。展示形式は大雑把にみると黒田清輝を中心とした前半部と、佐伯祐三、藤田嗣治らの後半部に分かれています。

黒田清輝は今回のお目当て、と言っても美術の教科書とかでみる人―レベルの認識だったのですが、重要文化財に指定されている『湖畔』をはじめ、さすがに見ごたえがありました。絵全体から凛としたものが感じられ、肌の表現に独特の風味があります。

後半は好みの都合で素通りしたものの、展示内容はそこそこっぽかったので、両方お好きな人であれば贅沢な楽しみ方が出来そうです。平日の昼過ぎでしたが、年配層を中心に結構客も入っていました。

『エラゴン 遺志を継ぐ者』

2006年、シュテファン・ファングマイアー監督。

平凡な少年が実はドラゴンに選ばれしドラゴン・ライダーで、ドラゴンと共に戦う・・・てなお話。小説が原作ですが未読です。

うーん。とりあえず退屈はしませんでしたけど。中盤まではジェレミー・アイアンズをはじめとする脇役陣でもたせ、終盤はCGでゴリゴリ押し切る・・・といった趣があり、お話としてはかなりベタです。多分原作ではあるだろう、主人公がさまざまな葛藤を乗り越えて成長していく的な描写を一切省略し、事ある毎にほいほいレベルアップしていく様にはある種の潔ささえ感じるものの、やっぱり一寸なんだかなあ。原作との関係はわかりませんが話終わってないし。

ドラゴンがらみの映像はなかなか面白かったですし、さくっと割り切って見るのがよろしいかと思います。

私信ながら拍手お返事

WEB拍手で時折頂戴するコメント、ありがたく拝見しております。普段お返事はしてないのですが、思いがけない方からコメントを頂いたので、少々失礼して。

・・・本当にお久しぶりです。大変嬉しいコメントありがとうございました。ちょっと奇声をあげてしまいました(笑) 今後とも、たま~にでも覗いてみてやってくださいませ。