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北欧文化協会例会

『カレワラ物語』のイラストを描かせていただいたご縁で北欧文化協会の例会にお誘いいただき、行って参りました。編集部のIさん、ありがとうございました。

講師のおひとりが『カレワラ物語』著者の小泉保先生で、実は今日はじめてお会いしてご挨拶を申し上げました。直々にお褒めの言葉を頂戴して嬉しいやら恐縮するやら。今なお新たなお仕事への意欲に燃えておられるご様子で、感服いたしました。

演題は「日本神話とカレワラにおける呪的逃走について」「カレワラ叙事詩の発祥地をめぐって」。大変興味深く拝聴しました。とはいえ絵の仕事をしなかったらこういう機会もまあまずなかっただろうなあ・・・などと思うと、なんだか不思議な気もします。

『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』

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2005年、アンドリュー・アダムソン監督。Amazonの点数など見ると評価は今ひとつなのかな?それだけ原作に思い入れのある方が多いのかもしれませんね。

個人的にはとても良く映像化されていると思いました。序盤の洋服ダンスの場面の処理などは感心しましたし、ストーリー的にも省くところはざっくり省きつつ上手くまとめている。ただし冒頭、爆撃シーンやら何やらはちょっとダラダラしている気がしました。

子供たちは最初あんまり可愛くないなあなどと思っていたんですが(^^;、徐々に役に馴染んでいくような感じがあって、これはこれでいいのかなと。クリーチャー等のCGもよく出来ていたと思います。特にアスランが安っぽくなってないのは良かったですね。クライマックスの合戦シーン、色んな地域・時代の甲冑が割と節操無く取り込まれています。甲冑スキーとしては面白かったのでOK(笑)。それから意地でも血を見せないという姿勢、時に凄く不自然だったりもするんですけど、良し悪しは別としてその徹底振りには感心しました。

イラストは原作で一番好きというか、印象的だった場面です。

『ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)』

ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)

ナルニア国ものがたりの第一作です。物語の序盤、行って帰ってまた行って・・・とどこかもたもたする印象を受けたのですが、どんどん面白くなって来ますね。それから文章の端々に、ルイスの子ども達に対する細やかな愛情が感じられました。

瀬田氏の訳は趣きあふれるものですし、ポーリン・ベインズによる挿絵も、物語の面白さを過不足なく伝えてくれる素敵なものだと思います。

『ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)』
C.S.ルイス著/瀬田貞二訳
岩波書店