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『鬼平犯科帳』『剣客商売』

鬼平犯科帳〈1〉 (文春文庫)

仕事で池波正太郎の『鬼平犯科帳』に触れて以来すっかりはまってしまい、鬼平全24巻と『剣客商売』全16巻を続けて読み終えました。現在は剣客商売の番外編を読んでる最中。何よりストーリーが面白いし、加えて読ませるのがとても上手い。どちらも同じ位面白いと思いますが、『剣客商売』は後の方にくると何となく著者の疲れが滲み出ているような、そんな印象は受けました。

剣客商売 (新潮文庫―剣客商売)

個人的に惹かれるのは著者の人間観とでもいった部分で、例えば「女という生き物は過去も未来もない、あるのは現在のみ(確認してないのでちょっと違うかも)」なんて事を平蔵に言わせている。他にも結構容赦無い表現が多くて、まったく女ってやつは・・・となり、そんな女に惚れる男ってやつは・・・となる。ただそれを非難がましい目で見ているかと言うとそうではなくて、あるがまま受け入れているのが面白い。人間というのは矛盾した生き物だ、というのも再三語られていますが、これについても同様。自分には無理だなあと思う一方、その所為で余計魅力的に感じられるというか・・・要はカッコイイんですよネ。

クロッキー会

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クロッキー会に参加してきました。モデルさんを前に描くのは学校に行った時以来で本当に久しぶり。デッサンの技術というのはやれば上がるけど、やらないとすぐ落ちるみたいで・・・(泣 だけど人でも何でも見たままを、それも写真じゃなく実物を見て描くのはやはり面白いです。また行きたいな~

CDの処分

いらないCDは二束三文で売って、CDラックを一個処分しました。ついでにずーっと聴いてなかった曲を聴いてみたり。20年くらい前に買ったデビー・ギブソンのアルバムがあったんで、懐かしいなー、今はどんな風になってるのかなあ~とイメージ検索してみました。・・・そりゃ俺だって年をとる訳だ。。そういや初めて買ったCDだったかなあ。

テレビの処分

いい加減テレビはもう見ないので処分しました。あーせいせいした。リサイクルショップに持ち込んだら21インチのブラウン管の処分費用が500円。とりあえず店舗を構えてる方が安心だろうと(何となく)ちょっと遠出したんですけど、この辺の値段の基準ってどうなってるんでしょうかねえ。

PCの処分

旧いPCを処分しました。リサイクル制度導入の直前に購入した物だったため、申し込み→払込票届く→支払い→送付用伝票届く、てな手順でなかなか面倒でしたが・・・梱包は緩衝材もないままビニール袋にくるんだだけでOKだったんでその点は楽でした。箱も一緒にとってあったのだけど、いらなかったなあ。少し部屋が広くなった^^;

弥生美術館・竹久夢二美術館

弥生美術館・竹久夢二美術館に行ってきました。

弥生美術館

『百花繚乱! 挿絵の黄金時代展』というのをやっていました。昭和20~30年代、岩田専太郎と志村立美の作品がメイン。岩田専太郎という画家は恥ずかしながら知らなかったのですが、艶っぽいけど品があるというか。「何時間で何枚描いた」などという解説を読んで「うそ~っ!?」でした。志村立美は美人画で知っていましたが、この展示は挿絵中心です。しかし改めて美人画の画集など見ると結構みな同じような作品に見えないでもなく。

竹久夢二

こちらは『竹久夢二 図案と装飾展』という、デザイナーとしての夢二の才能が伺える展示が行われていました。竹久夢二が好きかと言われると自分でもよく分からなくて、基本的に崩れている絵というのは好きじゃないんですけど、でも妙に魅かれるところもあり。かといって見続けているとぐらぐらと不安定な気持ちにさせられるような。。そんな感じです。あー「ヤバイ」ってのが色んな意味でぴったりかも。