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『ロミオとジュリエット』

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1968年、フランコ・ゼフィレッリ監督。

オリビア・ハッセー演じるジュリエットが素晴らしいです。目や唇、指の表情に富み、ロミオが彼女を見初める舞踏の場面などはとりわけ印象的でした。

全体の作りとしては原作に忠実だったように思います。音楽、衣装などもとてもよく、感動的な作品です。

大奥

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新紀元社様より発売された『Truth In History 大奥』において、本文中の挿絵・カット等を20点弱描かせていただきました。大奥の実像を詳しく紹介した本で、服装や髪型、行事の様子などのイラストを描いています。右はその内の一枚。

『輝く平原の物語』

輝く平原の物語 (ウィリアム・モリスコレクション)

婚約者を海賊にさらわれた若者の探索の旅を描いた物語。『世界のかなたの森』と同様、物語はまったりと進行しますが、婚約者の探索という解り易い目的がある分こちらの方がスムーズに入っていける気がします。登場人物のやり取りや不思議な事象など、部分的な描写はとても魅力的なものがありますし、後味の良いラストも好みでした。

また本書ではウォルター・クレインによる20数点の挿絵が収録されており、『妖精の女王』などと同じく装飾的な枠内で完璧に描き尽くされている絵はそれだけでも一見の価値があると思います。

『輝く平原の物語(ウィリアム・モリスコレクション) 』
ウィリアム・モリス著/小野悦子訳
晶文社