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アーサー映画

『キャメロット』『エクスカリバー』を続けて観ました。共にアーサー王伝説がテーマの映画です。

まず『キャメロット』。同名のミュージカルを映画化したものとの事で当然各所に歌が挿入されてはいますが、数は少なめ。ミュージカルというとちょっと抵抗を感じてしまう私でもそれ程違和感なく観られました。話としてはまあ普通、てな所でしょうか。アーサー、グィニヴィア、ラーンスロットを中心として、そこにモルドレッドが絡んでくるといった展開。むしろこの4人以外は全てエキストラ、みたいな感じですね。主役級の役者たちは皆生き生きと演じているように見えました。良くも悪くも舞台っぽい作品?

次に『エクスカリバー』。甲冑をはじめとするコスチュームやセットなど、何やら怪しさ全開なビジュアルなんですが、お話の方はアーサー誕生のエピソードから王の死に至るまでを網羅して、適当にアレンジしつつも大変手堅くまとめてある印象です。魔法使いのマーリンが大層な活躍振りを見せるのも面白い。してまたこの人のコスチュームが怪しさ全開、キャラクターも負けずに怪しいのです。でもまあ、そもそも魔法使いなんて存在からして怪しい訳ですから、これはこれで正しいのかもしれませんね。

両者に共通して言えるのは、アーサーがどうも微妙に情けない点。寝取られ男だから仕方ないのか。あと、ラーンスロットが周囲からズレまくりなキャラクターとして描かれている点も。「偉大な王」「偉大な騎士」という感じが全然しないんですよね。本で読んだ時もそうでしたけど。伝説として形づくられてしまう程の人物が、変人と呼んだ方がいいようなキャラクターなのは面白いなあと思う一方、実際えてしてそんなもんか、などという気もしてみたり。

『ブレイヴハート』

観ました。とても面白かったけど、痛そうな場面が多かった。痛いの苦手です。

若草物語

今更と思われる方も多そうですが、DVDで観ました。これまた原作は読んでいないのですけど(アニメでやってたのを観た記憶がかすかに・・・あれ、いつ頃やってたんでしたっけ?)、とてもいい作品だと思います。かなり詰め込んであるので断片的なシーンの集まりみたいな感じも無くはないのですが、断片であってもそれぞれがとても丁寧に、綺麗に撮られている印象を持ちました。うん、とにかく絵的に綺麗。好き。ベスが死んでしまったあと、ハンナだかがバラの花びらを散らして、それが人形の上にひらひらと落ちてくシーンなどはうるっときてしまいました。最近ちょっと涙もろくなったかしらん。お話の方も結局のところ上手くまとめられているのではないでしょうか。観終えて素直に「良かったなー」と思うことが出来ました。

蛇足ですがメグ役のトルニ・アルヴァラードが凄く綺麗でした。役も顔も地味ですけど。地味な美人って好き。

アキレス様だーっ

『トロイ ザ・ウォーズ』という映画をレンタルで観ました。ブラピの『トロイ』と概ね同時期の作品のようです。内容も同じくトロイア戦争を題材にしたものなんですが、アレンジは相当異なってます。

で、感想ですが・・・全体としてはちょっと微妙。なんかすっきりしないというんでしょうか。元々すっきりする話では無い訳なんですけど、書かれていない動機付けの部分を敢えてかどうか、丹念に描こうとして却って無理やり感が強くなってしまった、みたいな。

部分的には面白いところが少なからずありました。『トロイ』で端折られた人物やシーンが出てきたり。プリアモス王がギムリだったり。衣装やセットもなかなか見ごたえのあるものだったと思います。

ちなみに日記のタイトルなんですが、アキレスがスキンヘッドで登場してしまうんですよ。でもって敵に向かってこう叫んじゃったりする訳なんですね。思わず吹きました。

『トロイ』を

買いました。観ました。 めちゃめちゃ面白いじゃないですかこれ。

アクションあり、お色気(?)あり、ドラマありと、何とも盛り沢山な内容で。殺陣や一騎打ちのシーンなど、元々そういうもんを期待していなかった所為もありますが、「おお、スゴイ」と素直に楽しませてもらいました。ぶらぴは実に気前良く脱ぎまくっているので、彼のファンは大喜びだった事でしょう。両陣営の大軍が激突するシーンも大層な迫力です。でも個人的には戦車をもっと、これでもかってな位に沢山出して欲しかったな~などという気も少々。

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指輪(ネタバレ・・・か?)

『王の帰還』のDVDが発売されたので早速購入。

で、感想と言うほどのもんでもないのですが。概ね大変良かった、てところかなあ。良かったんですけど、各方面で絶賛されていた為期待しすぎていたのと、一作目を観た時と違い原作を読み終えていたこと等々で、物足りない部分があったのも事実です。

ホビット庄の掃討が丸々カットされているのは映画的には仕方無いかという気もしますが、個人的には、脇役達が本当に脇へ追いやられてしまっているのがちょっと寂しかったり。エオメルとかファラミアとか、野伏達とか。野伏なんて登場すらしなかった・・・ですよね?ファラミアはいつの間にか回復してエオウィンの隣にいるし、エオメルは台詞セオデンにとられちゃってるし。セオデンは格好良過ぎなくらい格好良かったですね。

結局、3時間半でも短過ぎるってことなんでしょうね。映画として成立させる為にはやむなしと。どこをカットするか、では相当悩まれたのでしょうが。逆にスメアゴルがゴクリに進化(嘘)する過程なんかは、映画的にはあれだけの時間を割いても挿入する必要があったんでしょうねえ。

レンバスを捨てたりして、ゴクリがサムを陥れようとするくだりもちょっと嫌。フロドがサムを置いていこうとするのも違和感があるし、更に主人に拒まれたからとはいえ、サムが一度はフロドの許を去ろうとするのは何としても納得がいきません。ついてかなきゃ駄目だろうサム。

まあ自分のサム観を主張してみても始まらないんですけどね。こう書いてると不満ばかりだったみたいですが、そんなことは無いです。良かったです。結構うるうるしながら観てました(笑