2006/07/10 Monday
1996年、アル・パチーノ監督。主演も。
シェイクスピアの『リチャード三世』を映像化する、その過程を追ったドキュメンタリー・・・って事でいいのかな? シェイクスピアの面白さを解りやすく伝えるのが目的で、別途完成した「アル・パチーノによるリチャード三世」があるわけではないようです。多分。
とはいえ、断片的ながら実際に演じているシーンも多数あり、それぞれ衣装やセットも本格的なものです。これらの映像に素の(多分・・・)議論やインタビューを交えながら、『リチャード三世』なる作品を解きほぐしていくという仕組み。
えらくわかり辛い要約になってしまいましたが、このドキュメンタリー自体はとても解りやすいです。複雑な人間関係や展開を、ポイントを押さえて丁寧に解説してくれています。つい先日原作を読んだばかりでもあり、「ああ、こんな台詞もあったなあ」と大変面白く観る事が出来ました。逆にこれを観てから原作を読んでみるのもいいかもしれません。