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『みどりのゆび』

みどりのゆび

タイトルだけ聴くとなんだか薄気味悪いものを想像してしまいますが・・・(私だけ?)、フランスの童話です。友人が貸してくれたのを読んでみました。

主人公の男の子が指で触れた所は、どこでも草木や花でいっぱいになるというお話です。それで『みどりのゆび』。じめっとした感じが無くて、きらきら輝いているような、そんな印象を受けました。各章が短くてさくさく読めますし、挿絵もとても素敵なのがたくさん載っています。

『みどりのゆび』
モーリス・ドリュオン著 安東次男訳
岩波少年文庫

『イリアス』に続けて『オデュッセイア』を読了。 こちらは昔読んでいるのですが、全然覚えてなかった(^^; んー、個人的には『イリアス』の方が好き。

『イリアス』

イリアス〈上〉

ホメロスの『イリアス(岩波文庫)』を読了。トロイア戦争を題材にした、映画『トロイ』のベースとも言える壮大な叙事詩です。ちなみに映画の方はまだ観てません。でももうすぐDVD出ますね。多分買っちゃいます。

で『イリアス』、前から読もう読もうと思いつつ、なんだか重たい話のように思われて手を出せずにいたのですが(確か当時岩波文庫で出てたのは呉茂一氏の訳で、字が小さくて旧字が多かったので、そういう印象を受けた記憶があります。違ってたらゴメンナサイ)、いざ読んでみるとこれが面白いったら。特にゼウスをはじめとする神様達の、やたらと人間味溢れるやりとりが真にツボでした。『トロイ』には神様方は登場しないようですので、映画をご覧になった方でも・・・というよりむしろ、ご覧になった方なら一層楽しめるのではないかと。和訳についても行番号は付いていますが、散文調で書かれているため、普通の小説を読む感覚で読めてしまいます。

ただ登場人物・神々が異常に多いので、予備知識が全く無い状態で読むのはかなりつらいかもしれません。一応、巻末に登場人物索引も付いてはいましたが。私は読み終わってから気付きました。あう。

『イリアス』(全2巻)
松平千秋訳
岩波文庫

『世界の建築』

イラスト資料 世界の建築

『イラスト資料 世界の建築(マール社)』なる本を衝動買い。エジプト・ギリシャから果ては日本まで、世界中のあらゆる建築様式の構造や装飾を、詳細に図解したものです。もともと専門書として発行された著作の挿図と注釈を抜粋してまとめたものらしく、聞いたことのない単語が普通に使われてます。掲載されているイラストもなんか凄い。描いた方の執念が感じられるというか。とりあえず適当に眺めているだけでも充分面白いのですが、はたしてこの本が「役に立つ」日は来るのかしらん。

『イラスト資料 世界の建築』
マール社

今日は「琳派 RIMPA」展、

観て参りました。

開館から30分も経ってない位の時間だったのに、入口には行列が。会期終了目前だからかしらん?ちょっと挫けそうになりました。ここの処、平日に観に行っても混んでるケースが多いような気がします。

展示の方は尾形光琳や俵屋宗達といった画家はまあ当然として、東山魁夷やはたまたクリムトまであったりと中々豪華です。ただ豪華キャストになった分、「これが目玉」みたいな作品には乏しかった気も少々。個人的にはクリムトと川端龍子を観ることが出来て満足です。でもどこがどう琳派なのか、全然理解してなかったり。

帰る際、入口の行列は入場した時の倍位に伸びてました。最終日、日曜の午後なんかはどうなるんでしょう。ぶるぶる。

エルミタージュ美術館展を、

観て参りました。

平日の午前中に行ったにもかかわらず結構な人手。中でも子供連れの客が目立ちました。夏休みの宿題か何か?

それから目についたのが音声ガイドを手にしている方。近頃は随分増えてきましたけど、特に。観ている最中、見知らぬお母様から「子供が使わないんで、よかったらいかが?」と声を掛けられましたが、丁重にお断りしました。個人的にはかえって邪魔になるんじゃないかと思うんだけどな。

私は人ごみが苦手なので少々辛かったのですが、展示そのものはなかなか面白かったと思います。テレビなどでも紹介されていた黄金の馬車はやっぱり迫力がありました。他にも版画とか胸像とか。本当、空いている時にじっくり観られたらもっと良かったんですけどね。一日貸し切りで馬車をスケッチしてみたいです(笑

指輪(ネタバレ・・・か?)

『王の帰還』のDVDが発売されたので早速購入。

で、感想と言うほどのもんでもないのですが。概ね大変良かった、てところかなあ。良かったんですけど、各方面で絶賛されていた為期待しすぎていたのと、一作目を観た時と違い原作を読み終えていたこと等々で、物足りない部分があったのも事実です。

ホビット庄の掃討が丸々カットされているのは映画的には仕方無いかという気もしますが、個人的には、脇役達が本当に脇へ追いやられてしまっているのがちょっと寂しかったり。エオメルとかファラミアとか、野伏達とか。野伏なんて登場すらしなかった・・・ですよね?ファラミアはいつの間にか回復してエオウィンの隣にいるし、エオメルは台詞セオデンにとられちゃってるし。セオデンは格好良過ぎなくらい格好良かったですね。

結局、3時間半でも短過ぎるってことなんでしょうね。映画として成立させる為にはやむなしと。どこをカットするか、では相当悩まれたのでしょうが。逆にスメアゴルがゴクリに進化(嘘)する過程なんかは、映画的にはあれだけの時間を割いても挿入する必要があったんでしょうねえ。

レンバスを捨てたりして、ゴクリがサムを陥れようとするくだりもちょっと嫌。フロドがサムを置いていこうとするのも違和感があるし、更に主人に拒まれたからとはいえ、サムが一度はフロドの許を去ろうとするのは何としても納得がいきません。ついてかなきゃ駄目だろうサム。

まあ自分のサム観を主張してみても始まらないんですけどね。こう書いてると不満ばかりだったみたいですが、そんなことは無いです。良かったです。結構うるうるしながら観てました(笑

どれ、

町田市にある国際版画美術館で、 「ダンテ『神曲』の旅―描かれた地獄・煉獄・天国」 なるものを観て来ました。主に挿絵を中心とした、『神曲』がテーマの展覧会です。

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変節

えーと、スキャナ買っちゃいました。最近ちょっと欲しかったもので。福澤さん一枚でお釣りが来る値段で変えてしまうのですから、いい時代になったものです。

ガレ

エミール・ガレ展を観に行ってまいりました(サントリー美術館)。平日なのに結構な人だかり。やっぱり人気あるんでしょうねえ。

ガレの作品を生で見るのは初めてだったのですが、表現へのこだわりっぷりは殆ど異常と言ってもいい位で、かなり迫力がありました。思わず触ってみたくなるような(もちろん触れません)。でもどちらかと言えばルネ・ラリックとかの方が好きかも(ボソ

あとはミュシャとロートレックのポスターがあって、ちょっと嬉しかったり。

うずらの卵

おそばを食べに言ったんですよ。けっこう美味しいという店へ。そばは確かに美味しかったです。

で、今日は別にそばの味の話ではなくて。薬味にうずらの生卵が出ますよね。あれ今までいつも爪で割って・・・というか切ってたんですけど(よくグシャっとやってしまいます)、その店では鋏がついてきたんですよ。その鋏、片方が輪っかになっていて、そこが卵に丁度カシっとはまるんですね。で、もう片方に刃がついていて、卵をはめたまま鋏をググっと閉じるとスッパリ綺麗に殻をカットできるんですよ。「おお~」とちょっとだけ感激。

・・・これってもしかして、実はごくごくありふれたアイテムなのでしょうか。私、初めて見たんですけど。