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今年度も終わりですね

近所でも桜がちらほら咲き始めました。ここ数日の寒さで開花の進み具合は今ひとつですが、それも今週中にはどんどん進んでいくことでしょう。

さて、本ブログについてなのですが、勝手ながら当面のあいだ新規コメント受付を停止させていただこうと思います。頂いたコメントには大いに励まされ、また楽しみにもしていたのですけどすみません。

今後これまで以上にどうでもいい記事が増えるか、それともこれまで以上に放置状態になるかはわかりませんが、出来れば前者にしたいと思ってます。最近心の内がドロドロっぽいので、自分のために必要であればチラシの裏的な使い方も増やします。瀉血みたいな感じ? チラシの裏なネタに間違ってコメントを頂いちゃったりなんかすると個人的にはちょっと心苦しかったりもするので・・・(^^;

『銀のいす ナルニア国ものがたり (4)』

銀のいす ナルニア国ものがたり (4)

ナルニア国ものがたりの第4作。前作までのペベンシーきょうだいは登場しないものの、面白さが損なわれないのはアスランという確かな軸がある為でしょうか。新しいキャラクター、泥足にがえもんも大変魅力的ですね。これ、原作ではなんて名前だったのだろう・・・と思ってちょっとググってみたところ"Puddleglum"だとか。"puddle(水たまり)"と"glum(陰気な)"の造語らしいです。このネーミングの翻訳センスも凄いですが、彼の口調が何ともいい感じで。英語の原作を読んだ方がどう感じるのかはちょっとわかりませんけど、この部分に限らず瀬田氏の訳はあくまで格調高い中にも暖かみや味があって、日本語の文章として本当に素晴らしいと思います。

『銀のいす ナルニア国ものがたり (4)』
C.S.ルイス著/瀬田貞二訳
岩波書店

『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』

映画化の2作目。前作は原作に忠実でよかったのですけど、これは・・・途中で観るのを辞めてしまいました。原作を知らずに観ればまた違った目で観られるものと思いますが、ナルニアの名前で売っている以上別のお話にしてしまうってのはちょっと。。。何でこうなっちゃったんでしょう?期待して観始めた分、悪い夢でも見ているかのようでした。原作の内容を忘れた頃にもう一度・・・観ないだろうなあ。そもそもカスピアンがやけに感じ悪いというか・・・うーむ。

女袴

女袴

昨日袴姿で歩いている女性をちらほら目にしました。もう卒業式のシーズンなんですね。右の絵は現代じゃなくて、大正時代のスタイルです。大正時代のチャーミングレディー(古い・・・)。色んな種類のコスチューム等を描きためてからアップするつもりだったのですが、旬ですからネ。矢絣模様はひたすら地道に描きました。こりゃメンドい。

『朝びらき丸東の海へ ナルニア国ものがたり (3)』

朝びらき丸東の海へ ナルニア国ものがたり (3)

ナルニア国ものがたりの第3作。ずばり冒険といった趣で、わくわくするのと同時にまた、とても美しい物語だと思います。中でもリーピチープというネズミの騎士、大変魅力的なキャラクターです。ドンキホーテじゃありませんが、騎士道というやつは異なる価値観の元では滑稽でもあり・・・どこか哀れをもよおすところもあり。それをネズミが真剣そのものでやっているのですから尚の事です。ルイスはどういう気持ちでこの騎士を創り出したのでしょう。。

『朝びらき丸東の海へ ナルニア国ものがたり (3)』
C.S.ルイス著/瀬田貞二訳
岩波書店

『カスピアン王子のつのぶえ ナルニア国ものがたり (2)』

カスピアン王子のつのぶえ ナルニア国ものがたり (2)

ナルニア国ものがたりの第2作。この作品からシリーズ展開を構想したもののようで、物語はより幅広く、奥深くなっている気がします。新たに大勢登場するキャラクター達もそれぞれ魅力的ですね。挿絵の話になりますが二人の小人、トランプキンとニカブリクがそれぞれの性格をとても上手く絵に描き表わしていて感心しました。

『カスピアン王子のつのぶえ ナルニア国ものがたり (2)』
C.S.ルイス著/瀬田貞二訳
岩波書店

北欧文化協会例会

『カレワラ物語』のイラストを描かせていただいたご縁で北欧文化協会の例会にお誘いいただき、行って参りました。編集部のIさん、ありがとうございました。

講師のおひとりが『カレワラ物語』著者の小泉保先生で、実は今日はじめてお会いしてご挨拶を申し上げました。直々にお褒めの言葉を頂戴して嬉しいやら恐縮するやら。今なお新たなお仕事への意欲に燃えておられるご様子で、感服いたしました。

演題は「日本神話とカレワラにおける呪的逃走について」「カレワラ叙事詩の発祥地をめぐって」。大変興味深く拝聴しました。とはいえ絵の仕事をしなかったらこういう機会もまあまずなかっただろうなあ・・・などと思うと、なんだか不思議な気もします。

『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』

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2005年、アンドリュー・アダムソン監督。Amazonの点数など見ると評価は今ひとつなのかな?それだけ原作に思い入れのある方が多いのかもしれませんね。

個人的にはとても良く映像化されていると思いました。序盤の洋服ダンスの場面の処理などは感心しましたし、ストーリー的にも省くところはざっくり省きつつ上手くまとめている。ただし冒頭、爆撃シーンやら何やらはちょっとダラダラしている気がしました。

子供たちは最初あんまり可愛くないなあなどと思っていたんですが(^^;、徐々に役に馴染んでいくような感じがあって、これはこれでいいのかなと。クリーチャー等のCGもよく出来ていたと思います。特にアスランが安っぽくなってないのは良かったですね。クライマックスの合戦シーン、色んな地域・時代の甲冑が割と節操無く取り込まれています。甲冑スキーとしては面白かったのでOK(笑)。それから意地でも血を見せないという姿勢、時に凄く不自然だったりもするんですけど、良し悪しは別としてその徹底振りには感心しました。

イラストは原作で一番好きというか、印象的だった場面です。

『ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)』

ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)

ナルニア国ものがたりの第一作です。物語の序盤、行って帰ってまた行って・・・とどこかもたもたする印象を受けたのですが、どんどん面白くなって来ますね。それから文章の端々に、ルイスの子ども達に対する細やかな愛情が感じられました。

瀬田氏の訳は趣きあふれるものですし、ポーリン・ベインズによる挿絵も、物語の面白さを過不足なく伝えてくれる素敵なものだと思います。

『ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)』
C.S.ルイス著/瀬田貞二訳
岩波書店

エリーザベト

080116

オーストリア皇后エリーザベト。どの写真・肖像画を見てもとても美しい方です。ちょうど一年ばかり前に写真を見ながら描いたもの。ここ何ヶ月か、きっちり見たままを描くという事をあまりしてないかも。自分の個性というか感覚で描いてしまう、みたいな。どちらも大切にして行きたいなあ。。