2007/04/25 Wednesday
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2007/04/24 Tuesday
2007/04/23 Monday
書店でぺらぺらとめくっていたら、挿絵がアーサー・ラッカムだったので衝動買い。作品自体は19世紀初頭に出版されたものの和訳で、シェイクスピアの有名作11篇が散文の物語に仕立てられています。各々はそれこそあらすじ程度の分量ですが、「こういうお話」というのがわかりやすくまとめられていると思います。
ラッカムの挿絵は「夏の夜の夢」「冬物語」「お気に召すまま」「ヴェニスの商人」「リア王」「マクベス」「十二夜」「ロミオとジュリエット」「ハムレット」の計9点。割とリラックスした感じのペン画ですが、皆とてもいい表情をしています。中でも「十二夜」のヴァイオラ、ちょっと困っちゃったような表情と仕草がお気に入り。この作品は未読だけど面白そうなので今度読んでみよう。
- 『シェイクスピア物語』
- ラム著:矢川澄子訳
- 岩波少年文庫
2007/04/06 Friday
1938年、マイケル・カーティス監督。
ロビン・フッドものの映画といえばまずケビン・コスナーのものが頭に浮かびますが、こちらはかなり趣が異なり先に紹介したハワード・パイルの作品に近い印象です。コスチュームなんてもろにそうですし(とても鮮やか!)、リトル・ジョンやタック和尚との出会いの場面など思わずニヤリとしてしまいました。ヒロインのマリアンが登場する点が決定的に違うものの、明るく陽気な雰囲気は「ゆかいな冒険」という表現がぴったりです。
主演のエロール・フリンについては名前は聞いたことあるような?程度の知識でしたが、スターのオーラを感じさせる人ですね。一方マリアン役のオリビア・デ・ハヴィランド、見たことあるなあと思ってたら『風と共に去りぬ』でメラニーを演じた方でした。Wikipediaによれば現在もご存命とか、こりゃびっくり。
Amazonのリンクはスペシャル・エディションだかのものですが、廉価版も出ているようです。スーパーで見た気もする・・・
2007/04/05 Thursday
お仕事情報。
新紀元社様より発売された『Truth In Fantasy 海賊』において、本文中のモノクロイラストを12点描かせていただきました。あらゆる時代、世界各地域における海賊の歴史をひも解きながら解説した本で、描いたイラストのバリエーションも豊かです。右はその内の一枚。
2007/04/02 Monday
ハワード・パイルの作品。以前岩波新書の『ロビン・フッド物語』について書いた際に触れた、『ノッティンガム州の高名なるロビン・フッドの愉快な冒険』がこれです。
バラードや断片で伝わるロビン・フッドの伝説を「はじめてちゃんとした長いお話に書いた(訳者あとがき)」ものだそうで、マリアンは登場せず、全編どちらかといえば粗野で少々荒っぽい感じです。でも、むしろそれがとても生き生きとしたものに感じられます。
文・絵共にパイルによるものですが、以前目に止まった絵も素晴らしい。様式的なやや古くさいスタイルではあるものの、表情豊かな登場人物たちが完璧な構図の中におさまっているこれらのイラストは、物語の面白さを一層引き立てています。訳も雰囲気がよく出ていますし、少年文庫となっていますが大人も十二分に楽しめる作品だと思います。
- 『ロビン・フッドのゆかいな冒険』(全2巻)
- ハワード・パイル著:村山知義・村山亜土訳
- 岩波少年文庫
2007/02/02 Friday
モノクロイラストを2点アップしました。どちらもいわゆるモンスター。こういったものも描いて徐々に守備範囲を広げて行ければと思っています。鉛筆で描いてPhotoshopで濃さを調節しています。
2007/01/28 Sunday
年初以来の禁煙は今も続いておりまして、ようやく少し慣れてきた気もするのですけど、ここの記事を書いたりとかリンク先・マイミクさんのとこにお邪魔したりとか、煙草をすぱすぱ吸いながらくつろいでやっていた行動がどうもしっくりせず、おかげですっかりご無沙汰してしまってます。禁煙で体調が良くなったなんてことは一切なくて、せいぜい間食が増えたとかその程度。
話は変わって現在「ダークエルフ物語」(エンターブレイン社)を読んでいて、2巻を丁度終えたところなんですけど、いや面白い。本を読んでこんなにどきどきしたのは久しぶりな気がします。D&Dものには前から関心があったものの、値段が高かったり(笑)置いてなかったり。図書館では普通に外国作家のところを探していたら、どっこい児童書のところにずらりと置いてあったのでした。内容的にちょっとどうかと思うんですが。何にせよ、続きや他の作品を読むのが楽しみです。