2008/01/24 Thursday
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2008/01/01 Tuesday
昨日から発熱で寝込んでしまい、実におめでたくない形で新年を迎えることとなりました(泣) こうしてどうにか更新は出来る程度ですが。今年の目標は「体力をつける」かな・・・
ともあれ、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2007/12/29 Saturday
1968年、フランコ・ゼフィレッリ監督。
オリビア・ハッセー演じるジュリエットが素晴らしいです。目や唇、指の表情に富み、ロミオが彼女を見初める舞踏の場面などはとりわけ印象的でした。
全体の作りとしては原作に忠実だったように思います。音楽、衣装などもとてもよく、感動的な作品です。
2007/12/18 Tuesday
新紀元社様より発売された『Truth In History 大奥』において、本文中の挿絵・カット等を20点弱描かせていただきました。大奥の実像を詳しく紹介した本で、服装や髪型、行事の様子などのイラストを描いています。右はその内の一枚。
2007/12/16 Sunday
婚約者を海賊にさらわれた若者の探索の旅を描いた物語。『世界のかなたの森』と同様、物語はまったりと進行しますが、婚約者の探索という解り易い目的がある分こちらの方がスムーズに入っていける気がします。登場人物のやり取りや不思議な事象など、部分的な描写はとても魅力的なものがありますし、後味の良いラストも好みでした。
また本書ではウォルター・クレインによる20数点の挿絵が収録されており、『妖精の女王』などと同じく装飾的な枠内で完璧に描き尽くされている絵はそれだけでも一見の価値があると思います。
- 『輝く平原の物語(ウィリアム・モリスコレクション) 』
- ウィリアム・モリス著/小野悦子訳
- 晶文社
2007/11/29 Thursday
ウィリアム・モリスというと装飾デザイナーとしての業績がまず思い浮かびますが、同時に経営者であり思想家であり詩人でもあった、大変多才な人物です。
本書は中世ロマンスを思わせる作品で、どことなく「ジェレイントとエニド」や或いは「妖精の女王」などとも通ずる雰囲気を持っています。話の筋自体はどうってことのないもので、馴染めない方には退屈かもしれません。私自身も前半は少々退屈してたのですが、徐々に引き込まれました。こういう不思議な雰囲気のある物語は好きです。
- 『世界のかなたの森(ウィリアム・モリスコレクション) 』
- ウィリアム・モリス著/小野二郎訳
- 晶文社
2007/11/20 Tuesday
国立西洋美術館にて、1/6(日)まで。
ムンクというと正直「叫び」あたりのイメージしかなかったのですが、この展覧会では装飾画家としてのムンクに焦点を当てて、相当数にのぼる作品群をプロジェクト単位で紹介しています。観た感想としては、これまでの自分のイメージとは異なり実に多様な顔を持つ画家だったんだなあという事。展示されていた作品が施設・建築物の装飾としてイケてるかどうかは「?」ですし、どっちにしろ好きなタイプの画家ではないのですが、企画展としてとても観応えのあるものでした。
2007/11/20 Tuesday
サントリー美術館にて、12/16(日)まで。
国宝の「鳥獣戯画」とそれに関連する作品を集めた展覧会。「鳥獣戯画」自身が甲乙丙丁四巻に分かれ、それぞれ描かれた年代も異なるというのははじめて知りました。中でも一番よく知られているであろう甲巻、擬人化されたウサギやカエルが跳ね回っている様は、こんなものを平安時代に描いただなんてどこの天才だか変態だか・・・と思わずにはいられません。犬やら馬やらも躍動感があって、あきれるほど上手いんですよねえ。
2007/11/20 Tuesday
国立新美術館にて、12/17(月)まで。
17世紀オランダの画家フェルメールの作品が目玉の展覧会。フェルメールの作品は1点のみですが、そもそも現存する作品が確か30数点だかしかなく、大変貴重な機会です。
絵面自体はネットでもどこでも見られますが、実物を観た印象としては「小さい」てのと「鮮やか」というところ。描かれているのはある一瞬でありながら無限の時間を感じさせるような、独特の深さはフェルメールならではで、一人で間近に座ってボーッと眺めていたい気分になります。出来ませんが。
これ以外では、版画が結構な数あるので興味のある人なら楽しめると思います。ただ個人的にはあくまでフェルメール1点+おまけというイメージで観に行って実際その通りでした。
2007/10/20 Saturday
「Jamie Freel and the Young Lady」のモノクロイラストをアップしました。以前描いた連作からお気に入りの一枚をリメイクしたものです。
前の絵を今見返すと、特に馬なんてかなり変なんですけど、一方で頑張って描いたなあとも思います。当時モニタ上の色は印刷でも当然再現出来るものと思い込んでて、はじめてプリントアウトしてみて愕然、なんて事もありました(笑