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『ロビン・フッドのゆかいな冒険』

ロビン・フッドのゆかいな冒険〈1〉

ハワード・パイルの作品。以前岩波新書の『ロビン・フッド物語』について書いた際に触れた、『ノッティンガム州の高名なるロビン・フッドの愉快な冒険』がこれです。

バラードや断片で伝わるロビン・フッドの伝説を「はじめてちゃんとした長いお話に書いた(訳者あとがき)」ものだそうで、マリアンは登場せず、全編どちらかといえば粗野で少々荒っぽい感じです。でも、むしろそれがとても生き生きとしたものに感じられます。

文・絵共にパイルによるものですが、以前目に止まった絵も素晴らしい。様式的なやや古くさいスタイルではあるものの、表情豊かな登場人物たちが完璧な構図の中におさまっているこれらのイラストは、物語の面白さを一層引き立てています。訳も雰囲気がよく出ていますし、少年文庫となっていますが大人も十二分に楽しめる作品だと思います。

『ロビン・フッドのゆかいな冒険』(全2巻)
ハワード・パイル著:村山知義・村山亜土訳
岩波少年文庫

小ネタ

「山崎製パン 不二家に云々」

「ルパン 不二子に云々」

Yahooのトップニュースを見て一瞬「へ?」と思いました・・・それだけの話。

Illustration更新

モノクロイラストを2点アップしました。どちらもいわゆるモンスター。こういったものも描いて徐々に守備範囲を広げて行ければと思っています。鉛筆で描いてPhotoshopで濃さを調節しています。

もう1月も終わりときた

年初以来の禁煙は今も続いておりまして、ようやく少し慣れてきた気もするのですけど、ここの記事を書いたりとかリンク先・マイミクさんのとこにお邪魔したりとか、煙草をすぱすぱ吸いながらくつろいでやっていた行動がどうもしっくりせず、おかげですっかりご無沙汰してしまってます。禁煙で体調が良くなったなんてことは一切なくて、せいぜい間食が増えたとかその程度。

話は変わって現在「ダークエルフ物語」(エンターブレイン社)を読んでいて、2巻を丁度終えたところなんですけど、いや面白い。本を読んでこんなにどきどきしたのは久しぶりな気がします。D&Dものには前から関心があったものの、値段が高かったり(笑)置いてなかったり。図書館では普通に外国作家のところを探していたら、どっこい児童書のところにずらりと置いてあったのでした。内容的にちょっとどうかと思うんですが。何にせよ、続きや他の作品を読むのが楽しみです。

Illustration更新

「Illusion Wind」様主催のイベント『 Moyan Festival 』用に描かせていただいたイラスト2点をアップしました。「At Dawn」と「At Morn」、ちょっぴり連作風になっています。是非ご覧ください。

今年もよろしく

070105

気が付けばもう5日ですが、明けましておめでとうございます。と同時に当ILLUSTRAMBLEも一周年。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年を迎えてあれこれと目標を新たにしていたりする次第ですが、現在進行中のものとして禁煙に再挑戦しております。ちょうど丸三日が経過したところ、前回はこの辺りで断念したのでした。昨年末から本数を減らしていた所為か前回ほどではないものの、やっぱり眠い。まあ、この辛抱の先には素晴らしい健康生活が待っていると信じて・・・いる訳でもないのですけど、今年最初のチャレンジって事で。スケールの小さい話ではありますが。

『Lawrence Alma-Tadema』

Lawrence Alma-Tadema

ローレンス・アルマ=タデマはオランダに生まれ英国で活躍した、19世紀の画家。ウォーターハウス等と並んで好きな画家のひとりです。

ペーパーバックと書いてあったので薄めのコンパクトなのを想像していたのですけど、デカイ。ブ厚い。相当のボリュームです。まあ確かにハードカバーではないですね。印刷も綺麗。少~し暗めのような気もしますが、現物を見たことがないのでその辺はなんとも。

実に幅広い作品が収録されています。習作やスケッチも幾つか見られるのは嬉しいですね。絵はどれも独特の雰囲気があって、人物を描いたたとえドラマティックな作品であってもまるで静物画のような、静謐な印象を与えます。そんな傾向もあって絵によってはやや散漫に思えたり、面白みに欠けていたりもするのですが、それらも全てひっくるめて、壁や床石・衣服の襞などの質感描写や地中海の乾いた大気の表現(行った事ないけど)等々は、そりゃあもう素晴らしいのです。こんな風に描けるようになったらもう死んでもいい・・・って死んでしまったら描けないので困るんですが、それ位憧れてしまいます。

『Icon: A Retrospective by the Grand Master of Fantastic Art』

Icon: A Retrospective by the Grand Master of Fantastic Art

よく見かけるけどちゃんと見たことはなかったフランク・フラゼッタの画集。カラーを中心に幅広い作品が収録されています。改めて見ると構図とか色使いとか、コスチュームのデザインとかデフォルメの仕方とか、どれもこれも凄い。自在に描きまくっている感があります。多くの絵描きに影響を与えているのも当然でしょうね。

収録点数も多くてボリュームは十分ですが、個人的にはペン画をもっと見てみたかったかな(幾つか入ってはいます)。

『ヘラクレス 選ばれし勇者の伝説』

2004年、ロジャー・ヤング監督。もとはTVドラマのようです。当然ヘラクレスを主人公としたお話。

うーん・・・どういう意図でコレを製作したのかわかりませんが、私見では英雄を神話の世界から引きずり下ろして安っぽい愛憎劇に仕立て上げました~といった趣の、ひどい作品です。最後まで観るのがなかなかの苦痛でした。参考にAmazonのリンクはつけていますが、観るのは激しくお薦めしません。ショーン・アスティン(サムの人)が従者の役で出てきますので彼のファンの方とか・・・サテュロスが実写で動くのを見てみたいとか、そういう方なら。

アイヴァンホー

アイヴァンホーは英国の詩人・小説家のサー・ウォルター・スコットによる小説で、リチャード獅子心王やロビン・フッド等と共に活躍するサクソン人の騎士の物語です。しかしながら原作は未読。岩波書店から翻訳が出ているものの現在新品の入手は困難のようで、今回は映画化されたものを幾つかとりあげてみたいと思います。

『アイバンホー』

1997年、スチューアート・オーム監督。英BBCによるテレビ作品で全6回・5時間近くに及ぶ大作です。

実はこれ、資料的側面に期待して購入したのですが、思いがけずも大変面白い作品でした。長時間に渡るだけの事はあって各登場人物を丁寧に描いており、ハラハラドキドキさせてくれます。さすがに一気に観るのはちょっと辛いかもしれませんが。TVものでありながら、大人数のエキストラを動員した馬上槍試合や攻城戦など見所も沢山あり、当初の期待にも十分応えてくれるものでした(笑) キャストは脇役を含めて見たことのある顔がちらほら。サルマンの人がテンプル騎士団の長として登場したりします。

『黒騎士』

1952年、リチャード・ソープ監督。

こちらはレンタルで観たものですが、時間が短い分エピソードは大幅に削られており、もっぱらアイヴァンホーとユダヤ人の娘レベッカに焦点があてられています。このレベッカが大変綺麗でセクシーな女性で、この人の為の映画という気すらしてくるのですが、誰が演じているのかと思ってエンドロールを見ていると、"Elizabeth Taylor"エリザベス・テイラー、あれ、そんな名前のおばさまがいたような・・・って、同じ人みたいです。知らなかった・・・

斧と重棍による騎馬戦など、それなりに見所もあります。

『ロード・トゥ・ザ・ナイト』

1995年、ラルフ・トーマス監督。

こちらは騎士になる以前の若きアイヴァンホーを描いたもので、原作との関係は不明ながら、とりあえず前2作と比べるような代物ではありません。やる気が感じられないと言うか、全体的にだらだらしています。ロウィーナはパッケージではえらく美人にみえますが、露出が増えてみるとどうもかなり恰幅の良い方のようで・・・もっともその体型を隠すかのようなコスチュームのデザインはそれはそれで良かったので、レンタルだったら観てもよいのではないかと。