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アイヴァンホー(岩波文庫)

アイヴァンホー〈上〉 (岩波文庫)

12世紀の英国を舞台に、リチャード獅子心王に仕えるサクソン人アイヴァンホー等の活躍を描いた物語。

とにかく登場人物がそれぞれ大変魅力的です。正体不明の黒騎士に扮装したリチャードやアイヴァンホーに想いを寄せるユダヤ人の娘レベッカ、元豚飼いの従者ガースに道化のウォンバ・・・等等、主人公よりむしろ脇の人々が物語の推進力になっていると思える位(笑)。どこからどこまでが創作なのか私には分かりかねますが、当時の世情や風俗も著者の豊富な知識に基づいて活き活きと描かれています。

残念なのはこの本、現在品切で入手困難なところです。今回は図書館で借りて読んだのですが、重版になれば改めて買うんだけどなあ。訳は少々古さを感じさせますが、物語が面白いのでさほど気になりません。

このアイヴァンホーについてはいくつか映像化もされています。観た作品の感想を書いていますので関心のある方は下の記事もあわせてどうぞ。中でもBBCによる作品は、ロマンスにより重きを置いた「黒騎士」の味付けを取り入れつつ、原作を大変忠実に再現していると思います。

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「巴」をアップ

「巴」をアップしました。日本の鎧は描くのが大変(笑)。余裕があればカラーのイラストも描きたいなあと考えています。

大人向け(?)

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18禁とかでは全くありませんがちょっとエッチです。節操無くギャラリーに放り込むのも躊躇われたのでこちらへ。

2008/05/26 こっそり1枚追加。

「どう?」

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「まあこいつを見てくれ・・・」
て感じ。

街並み

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鉛筆で描いてPainterで軽く濃淡をつけたもの。

鉛筆で描く際は普通の鉛筆とシャープペンシルの両方使ってるんですけど、シャーペンの芯でも4Bとかあるんですね。こないだまで知らなんだ。さすがに軟らかいなあ。シャーペンだと鉛筆以上にそう感じられます。ちなみにこの絵では使ってません(笑

「女性習作2」をアップ

「女性習作2」をアップしました。肌っぽい肌、を意識して塗ってます。

ごめんなさい

コメントが投稿出来ないとのご指摘をいただき確認してみたところ、ブログ本体のアップデートを行った際に不備があった事がわかりました。ちゃんと確認しておけってなもんですよね。すみません。急ぎ修正いたしましたので、これからは投稿できるかと思います。他にも書き込みしてくださった方がいらしたらホントにゴメンなさい。

『ニーベルングの指環』

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2004年、ウーリー・エデル監督。ジークフリートの物語を映像化したもので、元はテレビ向け作品のようです。

タイトルはワーグナーのそれと同じですが、内容は神々が登場しない点をはじめ大きく異なっており、むしろ「ニーベルンゲンの歌」などより古い伝説群に依っている印象です。舞台設定や展開などは合理性を持たせるためアレンジされているものの、エピソード単位ではかなり忠実に再現されており、全体を通して原作(?)に対する敬意が感じられます。ジークフリートは序盤ではやけに軽いニーチャンなのが、物語の進行と共に貫禄が出てきて、こういうのもありかなあと思わされました。ブリュンヒルデ、グリームヒルトもそれぞれこの作品なりの人物像を表現していると思います。

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『白鳥とくらした子』

白鳥とくらした子

少女と白鳥の王の物語。不幸な境遇におちた少女は、かつて彼女の父が助けた白鳥に見守られて健やかに成長していきます。

とても可愛らしく、著者の愛情が感じられる物語です。子供に読み聞かせてあげたくなるような。シシリー・メアリー・バーカーと言えば花の妖精のイラストで有名ですが、本書にもカラー及びモノクロの挿絵がついています。特に12点の水彩によるイラストはどれも繊細で非常に美しく、子供向けだけに限定してしまうのは勿体ない位素晴らしいものです。

『白鳥とくらした子』
シシリー・メアリー・バーカー著/八木田宜子訳
徳間書店

「桜花恋情」をアップ

「桜花恋情」をアップしました。旬の桜+前から描いてみたいと思っていた時代劇風のイメージで。